大陸の西、大西洋の東の国 ポルトガルを訪ねて '98 - リスボン、エヴォラ [11] 雨上がりのテージョ河岸
にわか雨が上がった夕方、テージョの河岸をぶらぶらと散歩。「4月25日橋」が向こうに見える。その先、ほんのちょっとで(といっても歩いて行ける距離じゃないが)、テージョは大西洋に注ぎ込む。 このような天気だと、なんとなく川の景色も寂しげだ。 勝手な思い入れも手伝って、リスボンで出会う景色には、哀愁を感じさせられるものが多いような気がする。 よく日本人好みだと言われるけれど、かといって、変な湿っぽさを感じさせないところが、いいなぁと思う。ファドの旋律もそう。暮らせばまたずいぶん違うのだろうけれど、そう勝手に思っていられるのが旅びとの特権。