山と森と川と . . . ドイツ・オーストリア・ハンガリー紀行
----- 1992年、二度目のヨーロッパ歩き



ホーエンザルツブルク城塞からのザルツブルクの街並みとザルツァッハ川の眺め



ザルツブルク
塩の交易で栄え、音楽も彩りを添える美しき古都

ザルツブルクといえば、ザルツブルク音楽祭... と私は思ってしまうのだが、もちろん私の訪れた時期は音楽祭が終わった後。それから、やっぱりサウンド・オブ・ミュージック。何度も見ているはずなのに、旅行の前に改めてビデオで見直すくらいの念の入れようだったが、映画の画面に違わず、街並みとその雰囲気が素晴らしい町だった。

雨の降り出す中、ツェル・アム・ゼーからの列車に乗り込んだ。ここからザルツブルクまでは、谷間を線路の右に左に流れるザルツァッハ川の急流を眺めながら行く路線で、車窓の景色はなかなか。2時間くらい。

なんだか荷物が重たく感じられて中央駅の近くに宿をとる。 青になった次の瞬間には赤になってしまうような歩行者にとっては頭にくる信号に戸惑いながら、ザルツァッハ川、そして旧市街まで、ちょっとした距離を歩いていく。数ある教会の丸屋根と丘の上のホーエンザルツブルク城のある風景が近づいてくる。

ザルツブルクの町を見渡すとしたら、ホーエンザルツブルク城塞からの眺めを置いてない。 上に登るケーブルカー乗り場はさすがにちょっとした行列になっていたけれど、あの景色を見るためなら、ちょっとくらい待つのも苦ではない。

にぎやかな通りをアイスクリームを食べながら歩いたり、疲れたら大聖堂に入ってひんやりした広い空間の中で休んだり、カフェで休んだり... お土産物の物色をしたりしているうちに、ザルツブルクでの1日は過ぎていった。
横長の写真は実は使い捨てのパノラマカメラなんかで撮ったものだったりします. . .
(edited on 17/Oct/99)



ミラベル庭園の噴水



Next→