大学では第二外国語はフランス語だった。まるっきり適当に選択したわけではなく、一つにはサックスをやっていて(まあ、ジャズじゃなくて主にクラシックのサックスね)、Daniel Deffayetのようなサクソフォン奏者がいる国にちょっとした憧れみたいな気持ちをもっていたこと。何故か、ドビュッシーとかラベルとか(それぞれずいぶん違うけれど)フランス音楽が気に入っていたこと、等々、多くは音楽方面からの関心で選んだのだった。たいしてものにならなかったけれど、それでも少なくともフランスを旅行する日本人の平均以上くらいにはフランス語を使って(単語を並べてだけど)旅してきたんじゃないかなあ、くらいには思う。
この旅の最後は1週間くらいパリなのだが、その前に南仏に足を伸ばしたお話をしてみよう。
パリには翌年も行ったのだけど、フランスの他の地方はやっぱりこれ以来訪れていない。本当は、今なら行ってみたいところはたくさんあるんだけどなあ。ブルターニュにノルマンディ。それからブルゴーニュあたり。もう少しリッチに美味しいワインを飲みたいもの。来年開かれるワールドカップあたりにあわせて田舎にも行きたいね。もう一度フランス語の勉強をしてみようかしら。
ドーバー、そしてカレーへ