ヨ−クを朝発つエディンバラ方面への列車は座席はすべて埋まっていた。エディンバラへの3時間弱は客車の乗降ドアのあるところで立ちっぱなしだった。「予約」しなかったことをちょっぴり悔やんだけどまあ仕方がない。とはいってもその後も列車の「予約」なんて夜行以外はほとんどしなかったし、それで困ったことなどなかったけれど。
エディンバラはスコットランドの古都。列車を降り立ってみると駅の鉄道のロゴも「British Rail」ではなく「Scot Rail」。駅は谷底にあるので外に出るにはちょっと登りがある。外に出ると、明らかに今まで訪れた街と雰囲気が違う気がする。眼前にすぐ黒々とした古い建物が迫ってくる感じがした。
エディンバラ大学の学生寮に宿泊した。イギリスに英語の勉強に来ている日本人の男女と知合い、実はここまで来てはじめてイギリスのパブでBitterを飲んだ。思えば、ここで飲んだBitterってけっこう冷やしてあって意外に美味しかったけど。旅先で知り合う日本人、たいていの場合互いに個人旅行とかそういうような形でないとなかなか話をする機会もないけれど、ときどき出会う日本の人たちにも(すべて相手の方が年上だったし)けっこういろいろなことを教えてもらったような気がする。ただまあ、それとは別に特にイギリスでは女性の2〜3人のなんだかやたらと排他的に見えるグループが多かったけどね。さらに北へ向かう予定だった私は、アドバイス通り寒さに備えて温かくて安いセーターをこのエディンバラで買ってみた。